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北九州市・山口で会社設立は、行政書士・司法書士事務所 立誠(りっせい)で。

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北九州市小倉北区吉野町10-22司城ビル405号

株式会社と合同会社の比較

花のイメージ 会社や事業体の形態

 会社や事業体の形態には、以下に記すようにいくつか種類があります。

    @株式会社
    A合同会社(LLC)
    B合資会社
    C合名会社
    D有限責任事業組合(LLP)
    E一般社団法人
    F一般財団法人
    GNPO
    H個人事業  など

 これらのなかで、営利目的で事業をする場合
    @株式会社
    A合同会社
 
 の設立のご依頼が多いのですが、その理由は以下のようなものです。

1. B合資会社、C合名会社、H個人事業
  会社や事業体が負債を負った場合に、自分の個人の財産まで提供
  しなければならない責任(無限責任)があり、リスクが大きい。

2. D有限責任事業組合(LLP)
  複数の企業や産学連携などの推進を意図して作られた制度であり、
  また法人格を持てない。

3.E一般社団法人、F一般財団法人 GNPO
  税制面で優遇が受けられたり、受けられる可能性がありますが、
  事業活動の結果利益が出ても、それを分配することができない。

 以上のように、営利目的での起業を予定し、負債についてのリスクを限定的にしたい場合、@株式会社かA合同会社が選択されることになります。
 

花のイメージ 株式会社と合同会社の比較

 株式会社と合同会社とを比較すると次のようになります。

@制度の歴史
 株式会社・・明治初期からあり、会社形態の中心的存在で認知度も高い。
 合同会社・・最近(2006年)に制度が作られ、認知度が低い。

A経営者と出資者
 株式会社・・経営者と出資者が異なることが予定されている組織。
 合同会社・・経営者と出資者が同じであることが予定されている組織。

B組織の維持費
 株式会社・・年1回の株主総会の開催、決算の公告などが会社法に
  より義務づけられており、一定額以上の費用が必要である。
 合同会社・・総会や決算公告は不要で、費用を抑えられる。

C会社の運営のルール
 株式会社・・利益の配分は、基本的に出資割合に応じてなすなど、
  会社法で決められていることが多く、合同会社に比べ自由度が少ない。
 合同会社・・利益の配分は、自由に決めることができるなど、株式
  会社に比べ自由度が大きい。

 以上のように、現時点で、あるいは将来広く出資を募り、経営と出資を分離するという予定であれば、株式会社のほうが便利だと言えますが、小規模な事業で、信頼できるパートナーと共に経営していくという場合には、社会的認知度は低いとはいえ、合同会社を選択することもありえます。
 また、合同会社で設立して、後日、株式会社に組織変更することも可能です。

 

事務所 立誠



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